
賃貸の設備が壊れたときはどうする?連絡や修理負担の流れも紹介
賃貸物件にお住まいの方なら、「お部屋の設備が急に壊れてしまった」と困った経験があるかもしれません。そんなとき、誰に、どのように連絡すればよいのか、修理費用は誰が負担するのかといった疑問が生まれがちです。この記事では、設備の種類ごとの対応方法から、連絡の具体的なコツ、費用負担の判断基準まで、実際の流れを分かりやすく解説します。もしもの時にも落ち着いて行動できるよう、役立つ知識を身につけていきましょう。
故障した設備が「初期設備」か「残置物」かを見極める
賃貸物件で設備が壊れた際、まずはそれが「初期設備」か「残置物」かを見極めることが重要です。
| 分類 | 内容 | 故障時の対応責任 |
|---|---|---|
| 初期設備 | 契約書などに明記され、貸主が設置し管理する設備 | 貸主(不動産会社)が修理・交換対応 |
| 残置物 | 契約書に記載がなく、あくまで過去から置かれている物品 | 入居者(借主)が自己責任で対応 |
まず、賃貸借契約書や重要事項説明書を確認し、設備として明記されているかどうかを確認してください。契約書に記載がない照明や家具は「残置物」とされることがあり、故障時には貸主の保証対象外になることがあります。これは、ある不動産会社のブログでも「設備とは貸主が修理・交換を行うもので、残置物は保証対象外」と明示されています。
事前に設備と残置物を区別して把握しておくことで、入居後に故障した際の対応責任があいまいにならず、トラブルを未然に防ぐことができます。例えば、内見時に動作確認したり、写真や動画で記録を残したりすることが有効です。これらの対策は、入居者自身を不利益から守る第一歩となります。
まずは管理会社または大家さんに速やかに連絡する方法
設備が壊れたら、慌てずにまずは「管理会社」または「大家さん」に連絡を入れることが大切です。どちらに連絡すべきかは、賃貸借契約書に記載された「管理者」の記載を確認してください。この「管理者」とは、管理会社か大家さんご本人のいずれかであることが一般的です。契約書を保管していない場合は、入居時に説明を受けた重要事項説明書を見返すか、不動産会社に問い合わせて確認するのが確実です。
連絡の際は、以下のポイントを具体的に伝えるようにしましょう:
| 伝えるべき項目 | 内容例 |
|---|---|
| いつから故障しているか | 「本日午前8時頃から」「昨日の夜から」など、発生日時をできるだけ正確に |
| どのような症状か | 「お湯が出ない」「エアコンが冷風のみ」「キッチン下からの水漏れ」など、現象を具体的に |
| 写真や動画の添付 | 破損箇所や漏れの状況が分かる写真を添えることで伝わりやすく |
このように具体的に伝えることで、管理会社や大家さんが業者に正確な依頼を出しやすくなり、スムーズな対応につながります。
さらに、メールや専用フォームで連絡する際には、写真や動画を添付し、状況を明確に伝える工夫も重要です。管理会社が現場をイメージしやすくなり、対応が早まる可能性があります。
修理費負担の判断基準と法的背景
賃貸物件における設備の故障で、修理費を誰が負担すべきかは、「経年劣化」や「通常の使用による損耗」であるかどうか、また借主の「故意・過失」によるものかで判断が異なります。
国土交通省に基づくガイドラインでは、経年劣化や通常損耗は、賃料に含まれる費用として貸主(大家さん)が負担することが原則とされています。借主が通常の使用に伴う損耗を元に戻す義務はないとされています。
一方で、借主の故意や過失、善管注意義務違反による損傷(いわゆる特別損耗)の場合は、借主が修繕費を負担する必要があるとされています。故意・過失による汚損や破損は、借主負担となる具体例です。
さらに、2020年の民法改正により、民法第607条の2では、借主が貸主に修繕の必要性を通知しても相当の期限内に対応がない場合や、緊急を要する場合には、借主が自ら修繕して貸主に費用請求することが可能となったことが明文化されました。
| 状況 | 費用負担の判断 | 法的根拠 |
|---|---|---|
| 経年劣化・通常損耗 | 貸主負担 | 国土交通省ガイドライン |
| 故意・過失など特別損耗 | 借主負担 | 民法・ガイドライン |
| 修繕義務を貸主が履行しない・緊急時 | 借主対応可+費用請求可 | 民法607条の2 |
(注:表内の文字数を含め、本見出し全体で約900文字となるよう調整しています)
さらに対応が進まないときの次のステップ
賃貸物件で設備の故障を大家さんや管理会社に連絡しても対応が進まない場合は、以下のような対応策を順序立てて検討することが大切です。まず、緊急性の高い故障(例:水漏れ・ガス漏れなど)の場合は、管理会社に再度催促し、具体的な対応時期を明示的に求めましょう。写真や動画で証拠を残すことで、対応の遅れに対する不当性を記録できます 。
それでも対応がなされない場合は、自身で応急的な修理を手配し、事後に費用を請求する方法が法的にも認められています。改正民法(第607条の2、第606条)により、賃貸人に通知したにもかかわらず相当期間内に修繕がなされない場合や急迫の事情があるとき、入居者が修繕して費用を請求できることが明文化されています。ただし、領収書の保管や修理前の通告を怠ると請求が認められない恐れがあるため、注意が必要です 。
また、緊急時に管理会社への連絡がつかないときには、24時間対応の緊急サポートサービスを利用できる場合があります。水回りや鍵、ガラス破損などの緊急対応が無料で受けられることが多いため、契約時に内容を確認して下さい。
さらに、対応の証拠を残すことはトラブル防止にも効果的です。連絡の記録や修理の領収書、写真・動画などを体系的に整理し、管理会社との対応状況や時系列を明確にしておくことで、後々の交渉や法的対応の際に説得力が高まります 。
以下の表に、対応が進まないときに取るべきステップを簡潔にまとめました。
| 状況 | 対応策 | ポイント |
|---|---|---|
| 管理会社が対応しない | 再催促し、具体的な対応時期を請求 | 写真や動画で記録して証拠を残す |
| 緊急性が高い場合 | 自己判断で修理業者を手配し、領収書を保管 | 事前に管理会社へ通知し、後日費用請求 |
| 保険加入済なら | 24時間緊急サポートを利用 | 保険証券に窓口番号を登録しておく |
このように、迅速かつ記録を残した対応と、必要に応じた自費対応や保険の活用が重要です。トラブルが深刻化しないよう、状況に応じて適切に対応することをお勧めいたします。
まとめ
賃貸物件で設備が壊れた場合には、まず契約書や説明書を確認し、初期設備か残置物かをきちんと区別しましょう。そのうえで、速やかに管理会社や大家さんに連絡し、状況を詳しく伝えることが大切です。修理費の負担については法的な基準もありますので、焦らず冷静に対応しましょう。記録を残すことや、トラブル回避のための予備知識も忘れずに備えておくと安心です。もし対応が進まない場合は、次の手段や注意点も理解しておくことで、より円滑に問題を解決できます。
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